おかやま緑のネットワークーおかやま木の家推進研究会は岡山の木の使用普及をはかり、木を生かした快適で良質な住宅の実現、森林環境の保全や地域温暖化防止に寄与することをめざした、林業・市場・製材・材木店・工務店・建築家・団体・研究者の会です。平成24年度の活動を紹介します。
2010年10月、森林整備と公共建築物の木造化を進める法律が施行されました。
岡山県でも公共施設に木造化、木質化に取り組んでいますが、各市町村においては「どんな木造公共施設があるのか」「どこに木造公共施設あるのか」分からない声を聞きます。
そこで、私たち「おかやま緑のネットーワーク」では、岡山県林業振興事業の中から活動支援を受けて、最近 公共建築物・医療福祉建築物の木造化、木質化に取り組んだ事例を調査整理し、今後の検討の参考になるようまとめました。
以下のファイルから岡山県「木造公共施設」事例集の写真が見れます
「県産材の供給使用と
木構造の設計・施工について」
同窓会館見学会及び木構造課題検討会
(第2回)開催
公共建築物等木材利用促進法の施行(H22年)から2年経ち、木造公共建物も今後は徐々に増えてくると思われます。そこで今年度も、木材製造業者等、木材の生産・流通に携わる者や、木造建築に取り組む設計・施工者等が、積極的に取り組む上での課題に対し皆で話し合って行こう、ということで見学会とパネルディスカッションの機会を設けました。
それぞれがお互いの立場を理解し、積極的に使用してゆく上で下記の内容にて今年度の第2回目を開催しました。
<P.S.>この検討会は岡山県農林水産部、平成24年度公共建築物等木材利用促進事業(県産材公共建築物利用情報提供事業)計画により実施しています。
■日 時 平成25年2月14日(木)13:30~16:30
■場 所 岡山県立大学(駐車場:別図指定P 集合場所:同窓会館)
岡山県総社市窪木111
TEL:0866-94-2111
■内 容 Ⅰ部.木構造見学会(県立大学 同窓会館)
13:30~14:15
Ⅱ部.公共建築物における県産材の供給使用課題検討
パネルディスカッション
14:30~16:30
1)特殊木組み県産材使用の同窓会館 講師:岩本 弘光
2)H24年度第1回報告と今回の進め方説明
3)パネルディスカッション
「公共建物の供給使用と木構造」
設計者:県立大学 デザイン学部教授 岩本弘光氏
施工者:(株)あらい建設 洗井健一氏
県産材:岡山県農林水産総合センター 河崎弥生氏
コーディネーター:(社)日本建築学会 中国支部
岡山支所長 山田孝延氏
■主 催 |
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おかやま緑のネットワーク |
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■共 催 |
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(社)日本建築家協会 中国支部 岡山地域会 |
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(社)日本建築学会 中国支部 岡山支所
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岡山県立大学同窓会館 木造 構造:HPシェル
完成前の建築を見学させてもらい、その後講義室で、おかやま緑のネットワークの本事業の取り組み、同窓会館の説明を伺い、「公共建物の供給使用と木造」のテーマでパネルディスカッションしました。ー完成は3月予定ー
木造の建築の可能性を探るー市販されている、普通の製材(岡山県産材ヒノキ材120角)と普通の市販金物で建築を構成する。
1 木造モノコックボディー
2 HPシェル(双曲放物線)
3 シザーストラス+外桁+内桁+外壁 外壁は3.2mmコールテン鋼板
・コストについてー見たことのない物について、心のバリアーがありコストアップの要因になる
・市販製材品、市販金物、在来工法で木造建築は可能である
・木造の可能性のモデルケースとなるー木造はもっと建築の可能性がある
・木材産地から木造建築物の可能性を情報発信すべきである
・木造建築物は木を見せるべきである
・若手の木造構造設計者はたくさん育っている
・今後地域の建築家との連携も可能である
国土交通省助成事業ー地域型住宅ブランド化事業を受けた 「おかやま緑のネットワーク」の会員 備前市の㈱有本建設さんの手掛ける住宅の工事が始まり、棟上げも終わり、構造見学会を開催しました。
すべて岡山県産材を使った、長期優良住宅仕様の高耐久・高耐震・自由設計の注文住宅で、国の補助 120万円を受けています。
開催日 12月9日(日)AM10:00~PM4:00
場所 岡山県津山市国分寺151-4
おかやま緑のネットワークでは「国土交通省助成事業ー地域型住宅ブランド化事業」で建てる住宅 募集しています。
自由設計の注文住宅が可能で 国の補助 120万円が受けれます。
(長期優良住宅仕様で構造材に岡山県産材を50%以上等、使用の条件あります)お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ・連絡先
担当 (有)ケイ・エフ設計 藤田
〒700-0985 岡山市北区厚生町2-13-8
TEL 086-231-2377 FAX 086-231-2682
24.08.28
おかやま緑のネットワークの総会を開催し、平成23年度事業報告と決算が承認されました。また平成24年度事業計画案と予算案が承認されました。
総会後「木材の基本的性質と品質管理」「岡山県産材のスパン表について」のセミナーと「地域型住宅ブランド化住宅」の説明会開催しました。
また、新しく入会された20社が紹介されました。
今年の見学バスツアーは兵庫県に行きました。
大天守保存修理工事中の姫路城、JIA近畿支部/建築家 岩田章吾氏の作品を作家のガイド付きで木造保育園等を巡りました。
最後は西宮の酒蔵へ立ち寄ってお酒を賞味し、お土産を買いました。
毎年恒例の木造建築を中心としたバスツアーです。(一般参加可:参加費 無料)
この見学会は「おかやま緑のネットワーク」とJIA岡山地域会、次世代木質建築推進協議会(NEWCA)との共催事業で、遠くは山口、香川からも参加者ありました。残暑のある一日でしたが見応えのあるツアーになりました。
岡山県総合福祉会館6階 第5会議室
議題 今後の取組み
1)国交省/地域型住宅ブランド化事業について
2)県林政課/公共建築物木材促進事業の採択について
3)見学会・総会の準備について 4)その他
入会審査 20社応募あり審査実施する
毎年開催している倉敷木材の「暮らしと木のフェア」にJIA岡山地域会の住宅部会と共催で住宅展と住まい相談会を開催しました。
「おかやま緑のネットワーク」
おかやま木の家推進研究会は、おかやまの木の使用普及をはかり、木を生かした快適で良質な住宅の実現をめざしています。
また岡山の森林環境の保全や地球温暖化防止に寄与することを目的としています。
研究会では、こうした活動に関心のある県民の方や研究者や団体と、おかやまの木を育て、作り、流通し、販売し、設計し、工事する方々の入会基準を設け、消費者の方が安心・相談できるネットワークをめざしています。
お問い合わせ先
おかやま緑のネットワーク(おかやま木の家推進研究会)
事務局:㈲K・F設計内 藤田佳篤
〒700-0985 岡山市北区厚生町2-13-8
電話:086-231-2377 FAX:086-231-2682
ホームページ:http://www.okayama-green-net.com/
E-mail:katoku@mx9.tiki.ne.jp
岡山の木を活かして住宅を新築したい、リフォームしたいなどのご希望のある方は信頼と実績のある「おかやま緑のネットワーク」会員の設計士、工務店、木材業者にお問い合わせください。